二葉製本では、出版物で用いられる広告ツールの多様化や紙質の変化などに対応すべく、新しい技術を積極的に学び、取り入れています。
アタッチャーの導入により化粧品や香水のサンプル、袋とじの付録などを自社で製本と一貫して行うことを可能にしました。
また本を180度に開いても、割れやはがれを起こすことのない、耐久性にも優れた無線の糊「PUR」に対応する設備も整え、多様化するニーズにも素早く応えられるようにしています。
書籍やコミックの、帯やカバー掛けを行うトライオートの導入、更にはコミックを特殊フィルムでパックするフィルムパックラインも2台設置いたしました。時代の流れに対応し、製本をより正確に、迅速に効率的にという二葉製本のモットーに沿う形になったのです。
日進月歩で発展していく技術を、学び取り入れようとする絶え間ない努力と挑戦が二葉製本の高い品質を守り抜く鍵なのです。
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ホットメルト(のり)で綴じてある出版物を「無線本」と言います。無線ラインの丁合い機は二葉製本の技術者が興したTGM社製のものを使っています。
丁合い機には1鞍ごとにCCDカメラが設置されており、刷本のズレや曲がりをはじきます。重さを測る部分で更にチェックが行われ、乱丁落丁をはじきます。
のりは5種類あり、紙の種類や出版物の厚みによって使い分けられます。どのくらいの量ののりを使うかは担当者の技量にかかっており、無線出版物の出来の善し悪しを決めるひとつとなっています。二葉製本で使っている無線機は教科書などの針金綴じの製本にも対応しております。
また、本社工場2号機にトライオートを設置、カバー、帯、売上カードが付く書籍出版物にも対応が可能となっております。 |
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全5ライン(全ラインにウェブテック製CCD乱丁防止カメラ付き)
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本社(舟渡工場)
1号機 |
TGM社製ロータリー式全自動丁合機(26鞍) 芳野マシナリ−製バインダー(PUR対応) 芳野製三方断裁
最大生産能力 10000部/時 |
2号機 |
TGM社製ロータリー式全自動丁合機(26鞍) 芳野マシナリ−製バインダー 芳野製三方断裁(トライオート有)
最大生産能力 10000部/時 |
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浮間工場
TGM社製ロータリー式全自動丁合機(24鞍) 芳野マシナリ−製バインダー 芳野製三方断裁
最大生産能力 10000部/時
■コミック専用フィルムパックライン2台導入
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神谷工場
東京出版機械社製ロータリー式全自動丁合機(26鞍) 芳野マシナリ−製バインダー 芳野製三方断裁 最大生産能力 11000部/時
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北工場
TGM社製ロータリー式全自動丁合機(24鞍) 芳野マシナリ−製バインダー 芳野製三方断裁 最大生産能力 11000部/時
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ステッチャ−というホチキスのような針金で綴じてある出版物を「中綴じ」と言います。中綴じ機はすべてミューラ−製です。 この機械では本の厚さ、重さを1冊ごとに測定し、乱丁・落丁を確実にはじき出します。ステッチャ−は紙質、厚みにより2種類のものを使い分けます。どのような強さでステッチャ−を入れていくかは本の出来を大きく左右し、技術者の腕が大きくかかわってきます。自動結束で結束された本はパレタイザーに乗せられ、荷崩れしないようにパレットの上に置かれていきます。バンドルフィーダーは大量の刷本を中綴じ機に乗せていく機械です。スピードアップを図り、従業員の肉体的負担を軽減します。 |
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全5ライン(全ラインにウェブテック製CCD乱丁防止カメラ付き)
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本社(舟渡工場)
1号機 |
ミューラ−マルティニ301型20鞍 最大生産能力 12000部/時(バンドルフィーダー・パレタイザー有)
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2号機 |
ミューラ−マルティニ301型18鞍 最大生産能力 12000部/時(週刊誌専用)
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3号機 |
ミューラ−マルティニ301型19鞍 最大生産能力 12000部/時(バンドルフィーダー・パレタイザー有) |
4号機 |
ミューラ−マルティニ301型20鞍 最大生産能力 10000部/時(バンドルフィーダー有) |
5号機 |
ミューラ−マルティニ301型19鞍 最大生産能力 12000部/時(週刊誌専用) |
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化粧品や香水のサンプルをページに付けたり、袋とじ付録を作る機械です。 読者が剥がすことを前提にしているため、通常ののりでは無く剥離のりを使います。袋とじの中身が小冊子の場合は軽く静電気を与え、小冊子の各ページを強く固定させてから袋とじにしていきます。アタッチャーの最終工程で除電し、出来上がります。 アタッチャ−には折る機能も付いており、サンプルなどを貼り付けるだけでなく、必要に応じて折って仕上げます。最高で毎時12000枚の生産能力があります。
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文字通り、紙を断裁する機械です。当社の断裁機には自動積載、自動突き揃え機が設置されており、全てコンピューターへ数値入力する為、正確に作業されています。 1回で800枚から1000枚の紙が断裁できます。断裁には高い技術力が要求される為、一人前になるには3〜4年かかるとされています。
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出版物に使われている折り方は多様です。「2つ折」「3つ折」「4つ折」「観音開き」などの様々な折り方があり、出版社の方々の読者に興味を引いて楽しませようというアイデアが詰め込まれています。 二葉製本では4台の機械を入れ、様々なニーズにスピーディーに対応しています。折り機にはスリッター機能も付いており、全ての折りを2面折りで作業しております。1時間に約24000枚折ことが可能です。
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ハガキやブックインブックは中綴じや無線の機械にかける前に前後のページを貼ります。 貼り込み機は全11台あり、各6枚貼りまで可能です。
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製本の最後の工程である配送は、主に計13台の自社便トラックによって行われます。出来本を取次ぎ店まで自社の責任で運ぶことで、製本から配送までの一貫体制を可能にしております。
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11t/3台 4t/7台 3t/2台 8t/1台
計13台 |
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